鶴見俊輔

もう少しグズグズしたお天気が続くかと思っていたのだが、今朝からお散歩OKのソラモヨウ、ただし、昨日までの雨を含んだ空気が残っているのか不快指数ほぼ100%といった感じ。それでも時間の経過とともに青空と陽射しが戻ってきた本日の金沢方面、「なつ」いよいよホントに本番ッ、かな・・・。

そんな夏の日、飼主的に今日のトップニュースは鶴見俊輔氏の死去の報。御歳93、さてさて・・・、

世情が世情だけにね・・・

とは云うものの、今日はこれの日。つとむさん、いただきま〜す‼︎
とは云うものの、今日はこれの日。つとむさん、いただきま〜す‼︎

 

『フランス現代思想史』

ぼちぼちと『フランス現代思想史』(中公新書)を読みはじめたのだが、新書なのでテキトーにと思っていたら、いきなりレヴィ=ストロースの壁が高いぞッてな感じで、テキトーにはなかなかいかなさそうだ・・・。

あたまの方のお休み時間(期間)が長すぎたかな・・・。

それにしても『おかんメール』はおもしろそうだ!!

積もりゆく積読

さてと、ここ最近の積読を列記しておこう。記憶の彼方に追いやられてもここに来れば確認できるかな・・・。

『半自叙伝』古井由吉 河出書房新社

『鐘の渡り』古井由吉 新潮社

『柄谷行人 蓮實重彦 全対話』講談社文芸文庫

『柄谷行人 インタヴューズ 2002−2013』講談社文芸文庫

『柄谷行人 インタヴューズ 1977−2001』講談社文芸文庫

『柳田国男論』柄谷行人 インスクリプト

いつまで積み上げられているかな・・・?

フランスの現象学

さてと、本日ようやくhontoに注文してあった『フランスの現象学』が届いた(品切れじゃなかったのね)。

で、こんな具合。

私はメルロ=ポンティのある思考のモチーフに私の感謝を結びつけたい。1960年に刊行された『シーニュ』に「東洋と哲学」をテーマとする論考(「どこにもありどこにもない」所収)が見出されるが、メルロ=ポンティはその論考で、単調さ(モノトニー)に終わることなく、相互的な反響(エコー)を呼び起こす、諸文化の間の「斜交いの関係」について語っている。聞いた音を繰り返すこともあれば、変容させることもある反響は、意図的に作られた調和よりも生産的である。世界規模で音楽が交換される際に日々起こっているごとく、反響は、普遍化されはしないが、それでも、それぞれの起源の境界を超え出てゆく「思考の固有〔特殊〕言語」(Idiom des Denkens)に余地を与えてくれる。ドイツとフランスの間で可能なことが、ヨーロッパとアジアの間では可能でないとどうして言えるだろうか。異質性をやり過ごすのではなく、生産的なものにする知的な意見交換は、すべてを単一通貨に改鋳しようとするグローバル化よりも、より持続的な影響力を約束するのである。

なんともまぁ、只今の日本に挑戦的な「日本語版への序言」だこと・・・。